経営者がTwitterに価値を見出すと世の中がダイナミックに動くという仮説
今日、ソフトバンクの決算発表がTwitter上で盛り上がってたみたいですね。で、ちょっと考えることがありました。
具体的には、経営者がTwitterに価値を見出すと世の中がダイナミックに動くという仮説です。
今日の決算発表でこんなやりとりがあったようです。
@masason
了解。作りましょう‼ RT @himanainu_kawai @masason Ustreamへの出資凄いニュースですね!表参道店に誰でも使えるUstreamスタジオ作って下さい!
@himanainu_kawaiさんのことは存じ上げなかったんですけど、followingやfollowerの数、会社の社長さん、Ustream界隈の有名人てことなので、お二人は元々知り合いで、普段から交流があったのかもしれません。でも、可能性を感じましたので、その前提無視で書き続けます。仮説ですし。
追記: 知り合いじゃなかったことが判明!
@himanainu_kawai
知りません。今日までアンチSBでしたから。 @muranaka32: 野次猫として同感気になる。RT @taiju: @masason と @himanainu_kawai は元々知り合いだったのかどうかが気になる。
Twitter / TakuyaKawai: 知りません。今日��
え、まじ??てことは単純にエンドユーザーの意見を聞き入れて公言したってことになる。これってすごい瞬間なのでは。。。
経営者とエンドユーザー
本来、経営者っていうのは会社の中でもエンドユーザーと最も遠い距離にいる存在だと思います。しかし、今日は経営者がエンドユーザーの1番近くにいて、エンドユーザーのアイディアを採用すると公言したんですよね。他の多くのエンドユーザーが見守る中、リアルタイムで公言したんです。証言ができる人は3,000人以上。ログも残っています。
こんなことって日本で今まであったんでしょうか?大人数の前で公言したってことじゃなくて、その大半がエンドユーザーであるということがポイント。
Twitterはエンドユーザーのアイディアを拾いやすい?
今日、企業の新しいアイディアは社員から生まれることが多いと思います。事業を良く理解しているし、現場も知っているし。でも、エンドユーザーの方が良いアイディアを持っている可能性があります。
Twitterはエンドユーザーのアイディアを広いやすいんじゃないかなと感じます。なぜなら、そのアイディアはつぶやきだから。使えなきゃ無視すればいいし。しょせん独り言ですから。
100、1,000、10,000のつぶやきから、これはイケる!と思ったアイディアが見つかった時だけ拾えばいい。
また、つぶやき・独り言の特性的にも不平不満が漏れることが多い傾向にあるので、使えるアイディアが生まれやすい気がします。世の中優れたアイディアの多くは不平不満を解消するために生まれたと思うので。
優秀なら雇えばいい
孫さんも毎週楽しみに見ている*1、NHK大河ドラマの龍馬伝で吉田東洋の抜擢人事のシーンがありました。
そのシーンはこうです。
黒船が来航し、ペリーに開国を迫られた幕府は、徳川幕府の長い歴史の中で初めて、各大名から「幕府はどう対応すべきか」というアイディアを募ることになりました。
その話を聞いた各藩の識者達(身分に関係なく)は、大名に向け、開国要求に対してどう対応すべきかを記した意見書を送ります。
その中で、土佐藩の大名である山内豊信は、身分の低い*2吉田東洋の意見書に大変興味を持ち、参政にならないかと提案したという話です。ちなみに、史実に基づいているかどうかは知りません。基づいているかどうかもどうでもいいです。
Twitterを見ればその人の人格も知性もある程度知ることができるし、直接面談をして、採用するってケースも考えられるんじゃないかなと思います。
Twitterを実際に上手く使っていて、可能性があること実感している経営者に限る
やはり、孫さんのように忙しい中、TLに登場し、実際にコミュニケーションを取っている人でなければ、上記の内容は当てはまらないでしょう。
Twitterをニュースや雑誌で知ったレベルの人は、Twitterの可能性なんてわからないと思いますし、コミュニケーションも取れず意見を収集することもできないと思います。
まとめ
自分自身経営者じゃないし、今回みたいに元々知り合い?でなければ、経営者がエンドユーザーの声を本当に聞くのか?という疑問は残ったままですが、こんな仮説を考えてみてもいいんじゃないかなーと思ってまとめてみました。戯言上等!!