小飼弾の「仕組み」進化論は、弾さんらしさにあふれてた
ちょいとレビューが遅れましたが、小飼弾の 「仕組み」進化論を読みました。
タイトルを見て即買いです。中身を読んで、なおプッシュです。
目次は以下を参照してください。
id:dankogaiさんのブログを購読していますが、氏の以下の記事が書籍になったんではなかろうかと思う。
アマグラマーという言葉に共感をし、私自身もこの言葉を使ったエントリーを書いたこともあって、Googleで「アマグラマー」と検索すると、あと味が上位に表示されます。
まさにこの本はアマグラマー、もとい非プログラマーに向けてのメッセージが発信されている、小飼弾氏が書かなければならない書籍であったと思います。氏のブログを読み、アマグラマーである自分としては「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」という感じで、発売日当日に書店へと出かけました。置いてなくて手に入ったのが後日ってのは内緒。*1
本書は「仕組み」という言葉にフォーカスの当たった書籍ですが、以下のようにプログラマから学べという姿勢が一貫しています。
およそ仕組み作りという点において、プログラマーほどそれを熟知している人種は他にいません。なぜなら、プログラムこそが究極の仕組みと言えるからです。
自分でプログラミングするつもりがない人も、優秀なプログラマーのものの考え方を身に付けることで、仕事を驚くほど効率化することができるようになります。
ほんと間違いない。
私もアマグラマーライフを楽しんでいるところで、プログラミングを通して学べることはプログラムのことだけではないということを痛感しています。だからこそプログラマーの知人も多いし、尊敬しています。
あと味でも、「プログラマから学べ論」を過去に何度か書いています。
Perlの開発者であるラリー・ウォール氏が提唱しているプログラマーの三大美徳、「怠慢」、「短気」、「傲慢」についての記載もやはり外してこない。
プログラムの右も左もわからない時に、プログラミングPerl〈VOLUME1〉を読んで、書いてある内容はさっぱりでしたが、その時に出会ったプログラマーの3大美徳は、わからない中でも共感した部分です。「これはプログラマーだけの言葉ではなく、世にいる優れた経営者ってみんなこうなんじゃないか?」と思ったものです。優秀な人間の定義が、自分の中で変わった気さえしました。というか今の時代が求めてる優秀さはこれだと思います。
プログラム自体に興味を持っていないかもしれない読者に対して、この言葉について堂々と紙面を割いて伝える姿勢も、小飼弾さんならでは。ご本人もこれについては感慨深いようです。
プログラマーに興味がない方にとっては難しい表現も多いのかもしれません。そういう方には、「最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術」の方が読みやすいかもしれませんね。
しかし、個人的にはプログラマーとして尊敬のまなざしを受ける、氏の濃ゆいメッセージを肌で感じ、共感してほしいと思うのでした。
「プログラマーから学ぶべき!」というメッセージは、私みたいななんちゃってアマグラマーや、プログラミングをしたことのない著者でなく、氏から受け取らなきゃだめよ。
とまあファンレターみたいな感じでまとまっちゃいましたが、非プログラマーの方に是非おすすめします。
私自身も職業プログラマーではなく、アマグラマーというポジションで、氏と同じメッセージを発信し続けられればと思っています。
引用文献
- 作者: 小飼弾
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: ラリーウォール,ジョンオーワント,トムクリスチャンセン,Larry Wall,Jon Orwant,Tom Christiansen,近藤嘉雪
- 出版社/メーカー: オライリー・ジャパン
- 発売日: 2002/09
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 204回
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- 作者: 泉正人
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/03/03
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*1:その割にレビューが遅くなってごめんなさい。。。