あと味

たくさん情報を食べて、たくさん発信すると、あとになって味わい深い。

集中して考えごとをする時はモバイル端末を使うといいと思う

最近、考えごとをする時にiPhoneをお供にすることが多くなってきたんですが、それなりに効果が出ていそうなのでエントリーにまとめてみます。

職場でモバイルばっかりいじってるように見られると怒られるので、休日でしか実践できてないし、一部極論もあると思いますけど気にしない。

モバイル端末の特徴と集中して考えごとをするシーンがうまくマッチしている気がしています。「なんでモバイルがいいのよ」って理由について考えうることを今から書き連ねていくことにします。

集中とシングルタスク

ものごとに集中する時は、シングルタスクにすべきだと思います。マルチタスクで集中しようと思っても、俺は破綻します。気が散る。

パソコンはマルチタスクを実現しやすいので、正直、集中する時には不向きな媒体なような気がしています。考えごとをまとめる時も、不用意にググったりとかして、そのうち脱線して。

最近はマルチタスクなモバイルも出てきていますが、不完全です。モバイルはまだまだシングルタスクな媒体です。

シングルタスクを実現したいと思ったら、シングルタスクしかできないモバイル使えばいいじゃんって話です。

モバイルによる強制シングルタスク環境で作業するとものすごく集中できます。作業の切り替えが無意味にめんどいのもまたいい。

「ものごとに集中する時は、シングルタスクにすべきだ」と考えた場合、モバイル端末は集中するのに最も適したデバイスだと感じるわけです。

考えることとアウトプット

考えるということは、その思考の対象に対して何かしらの答えを見つけ出そうとする作業だと思いますが、その答えは形に残すべきだと思っています。じゃなきゃ、びっくりするほど簡単に忘れる。そういう意味で、考えることは、アウトプットと一対にして初めて意味のなすことだと最近感じていています。

考えることはどんな状況でも可能な作業なのに対して、アウトプットは手段によって、時に制限されてしまうものです。

例えば、パソコンでアウトプットする場合、パソコンが使える環境であるということに制限されるし、(紙の)ノートにアウトプットする場合、ノートとペンとノートを広げるスペースが必要という環境に制限されます。

アウトプットの制限を考えると、モバイル最強じゃんって話です。

端末ひとつでアウトプットできるし、シーンを選ばない。考えることがどんな状況でも可能な作業なのに対して、モバイルでのアウトプットもどんな状況でも可能な作業になります。ようするに一対にしやすい。

「考えることは、アウトプットと一対にして初めて意味のなすこと」と考えた場合、モバイル端末は考えることと最も親和性の高いデバイスだと感じるわけです。

速度

「考えることとアウトプット」の項と重複しますが、考えをアウトプットする際に最も必要とするスペックは、考えてからアウトプットするまでの速度です。

アイディアは瞬間的に発生して、すぐに消えるものです。id:medtoolzさんの以下の記事を読んでものすごく共感しました。

モバイルは電源切らないので起動時間ないし、取り出すのも早いし、入力するまでの行程も少ないです。数ステップで写真取ったりやメールが送れるなんて今さらながらすごいと感心する。

どこででもすぐアウトプットしたいと思うならモバイル使おうよって話です。

メールだけでも、ToDoが登録できたり、家計簿が入力できたり、ブログが更新できたりと、今や何でもできる世の中なので、モバイルほど多様なアウトプットを高速に達成することなんて不可能だと思います。

「考えをアウトプットする際に最も必要とするスペックは、考えてからアウトプットするまでの速度」と考えた場合、モバイル端末はアウトプットまでの速度が最も高速であるデバイスだと感じるわけです。

まとめ

とは言いつつも、モバイル端末は画面小さいし、入力しづらいしって問題はあると思います。

でも、画面小さいのは逆に言えば、視野が狭くなって一点に集中できるとも言えますし、入力に関しても、以前、docomoのP905iを使ってたときなんか、ニコタッチ方式とかすげー早く打てました。

でも、とりあえずiPhoneすすめとく。なんでもできるし。iPhone + マインドマップ*1とか相性良すぎだし、ケータイじゃあのUIは難しい。

最近、ケータイ小説とか論文とかをケータイで書いたりする人がいるって記事を読むし、ケータイでショッピングする人は意外と長文の説明文をなめるように見てるって話も聞きますが、モバイルは集中して考えごとができるデバイスだからこそなんじゃないかなーと思いはじめた今日この頃でした。

*1:iThoughts使ってます