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会社にも人格があるし、伝えるべき

先日、『この「社則」、効果あり。 (祥伝社新書)』という書籍を読みました。

この「社則」、効果あり。 (祥伝社新書 117)
この「社則」、効果あり。 (祥伝社新書 117)柳澤 大輔

祥伝社 2008-06-26
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著者は面白法人カヤックという会社の社長である柳澤大輔さんです。
この書籍は、前述のカヤックさんが運営していた「総務の森」というサイトの企画、「はっけん!面白制度」で紹介されている面白制度をまとめたものです。
書籍ではこれに加えて、カヤックさんの制度やポリシーの紹介がたくさん追加されています。

この書籍は誰が読んでも楽しめると思います。本当に面白い会社が世の中たくさんあるなと思いました。
中でも一番面白くてぶっ飛んでる会社はカヤックさんだと思うので、カヤックさんのことを知りたければぜひ書籍を読んでみてください。

で、タイトルについて言及します。

書籍の中でも語られていますが、会社は創業者の思いが形になったものが基本なり、創業者の思いに共感した人が集まって、みんなで試行錯誤しながら成長していくものだと思います。

人間の成長も同じで、自分の考え方が基本となり、いろんな人と出会って、様々なことに影響を受けながら成長していくものです。

そして、成長の先に自身の人格というものが形成されていきます。
会社も成長の先に、様々な人の想いがつまった人格が生み出されるはずです。

人間同士だったら、損得勘定なしに遊んだり、話したりできるので、やり取りしているうちにお互いの人格がわかってきます。その上で仲良くなったり、距離を置いたりということができます。

でも、会社同士って、悲しいことにお金のやり取りが発生しないと付き合うことができません。だから人間同士に比べて人格が伝えにくいんです。人格を伝えられないばかりに、仲良くなる機会を損失しちゃうことだってあります。

だからこそ、会社は人格を相手に伝えるために、企業理念や就業規則という会社の人格に関わることを制定して対外的にアピールする必要性があると思うんですよね。
そうすることで、共感してくれる人材だったり、ビジネスパートナーだったり、お客様と出会いやすくなるはず。

今は、ホームページという自身を伝えるために便利なツールがあります。
このホームページを上手に使って、「私ってこんな考え方をしてます」ってことのほか、「私ってこういうことが得意なんです」とか「私は過去にこういうことをしてきました」ってことを伝えていくことが、会社には特に求められると思うんですよね。

しつこいですけど、会社は人間同士に比べて、人格を伝えにくいからです。

自分自身をよく知って、しっかり伝えて、良い付き合いをしましょう。

Original by 会社にも人格があるし、伝えるべき | 波乗りスタッフ日記/Web制作会社サーフボード