新しいことに取り組む本当の意義
新しいこと*1に取り組むというのは、注目を浴びることができるとか、若々しく見えるなどの効果がありますが、新しいことに取り組む本当の価値とは、権限とノウハウを自分のものにできるということに尽きます。
前職のパソコンインストラクターでは、「新しいことは真っ先に自分が担当する」ということを意識的に取り組んでいました。CGIを作ったり、Webサーバーの設定をしたり、講座のストリーミング配信をしたりと、同僚にできないことをどんどん開拓していくことで、新しいことに取り組む時には、「じゃ、まずはjdgさんにお願いしよう」という流れも自然に生まれました。
その結果、自分がコントロールできる業務領域が増えていき、ノウハウもどんどんたまっていきました。転職時には、それらの取り組みをすべて自分の経験として話すことができ、非常に強力な武器になったと思っています。
前述のように、自分がコントロールできる領域(権限を持てる領域)を増やしていき、結果的にノウハウを得ることができたのは、新しいことに取り組んでいったからです。
自分の知識や経験は会社に奪われることはありません。会社に渡すことはあっても、主体的に取り組んだ者にすべてが残ります。そもそもノウハウなんて、主体的に取り組んだことでしか、得ることはできません。
職場の文句を言う前に、営業品目、顧客、社内の仕組みなど何でもいいから、新規開拓*2できないかということを常々考え、提案していくクセを持つべきだと感じます。特に、私を含めた若い人。
そのクセで、自分の権限とノウハウの拡大を進めていくことが、自分自身を成長させる近道だと思います。出世するより、成長しよう。