あと味

たくさん情報を食べて、たくさん発信すると、あとになって味わい深い。

I am rich.

会社のスタッフブログに書いてたけど、実際書いてみたら残したい記事になっていたので、自分のブログに書くことにしました。

先日、CSS Nite in FUKUI, Vol.3が開催され、私はスピーカーとして参加させていただきました。元々インストラクタだったので人前で話すことはありましたが、短い時間で大勢の前で話すというのはあまり経験はありませんでした。(通常は6時間とか長い時間なので、10分っていう短い時間に戸惑いました。)

緊張はしましたが、特にトラブルもなく、それなりに満足いただけたようでよかったです。

さて、今日の記事は、CSS Nite in FUKUI, Vol.3にて、同じくスピーカーを担当された頭ん中の増永さんとお話してた際に出てきた言葉について書こうと思います。

個人的に頭ん中というブログは以前から拝見させていただいている一ファンだったので、増永さんとはお会いすることが楽しみでした。

ありがたいことに、駅から会場までの移動時間や懇親会の席で、二人で話す時間が結構あったので、いろんな話を聞くことができました。

さて、その言葉とは、タイトルにもあるとおり、「I am rich」です。

で、よくよく思い返してみると、「聞いたことあった気がする」と思ったので、インターネットで調べてみました。

すると、この言葉は、Perlを作った、Larry Wall(ラリー ウォール)さんの言葉じゃありませんか。

WEB+DB PRESSという雑誌と、gihyo.jpで連載されている「小飼弾アルファギークに逢いたい♥」にラリーウォールさんがゲストとして登場した時に出てきた言葉です。

id:dankogaiさんのブログをよく読んでいるし、書籍版の小飼弾のアルファギークに逢ってきた (WEB+DB PRESS plusシリーズ)を持っているので、そこで見た記憶があったんだと思います。


《(私は)金持ちです》。どれだけ持っているかではなく,どれだけ与えることができるかというのが金持ちの定義なら。

この言葉、素敵な言葉じゃないですか。

記事を見ると、文脈的には、お金というものに対して話されているようですが、拡大解釈をして捉えたい言葉です。

「豊かさとは、いかにたくさん持っているかではなく、いかにたくさん与えられるか。」

CSS Nite in FUKUIのセッションでは、新たに調べたことや新たに学んだことをアウトプットしましょうという話をしたんですが、この言葉に当てはめると非常にしっくりきます。

会ったこともない人に、何らかの役に立つ情報や心に響く言葉を届けようとした場合、インターネットというインフラが登場する以前は、それは非常に険しいことでした。今はインターネットを通してそれを容易に実現することが可能になっています。

前向きに捉えれば、「豊か」になるチャンスが増えたとも言えます。

なので、誰に頼まれたのではなく、個人ブログを更新し続けているのは、きっと、自分が豊かになっていることを無意識的に感じとっているからなのかもと思っています。

I am rich.

誰がなんと言おうと、どんな状況に身を置かれようと、自分自身はこの言葉を叫び続けたい。また、叫べるように振舞っていきたいと、心を新たにしたのでした。