CSS Nite in FUKUI の 感想
遅くなりましたが、先日開催されたCSS Nite in FUKUI に行ってきました。
残念ながら前夜祭には行けなかったのですが、本イベントの感想をセッション別に書きたいと思います。*1
タイムテーブル
時 間 | テーマ | 出演者 |
---|---|---|
12:45〜13:30 | 開場、受付開始 | —— |
13:30〜13:50 | オープニング | 鷹野 雅弘氏 (株式会社スイッチ) |
13:50〜14:30 | CSS3+jQueryで行こう! | 益子 貴寛氏 (株式会社サイバーガーデン) |
14:50〜15:30 | 海外Webデザイントレンド春便り2009 | 原 一浩氏 (Design Wedge / 株式会社エフエックスビイ / 空飛ぶ株式会社) |
15:50〜16:30 | 賢く、効率の良いWeb制作環境へ Adobe CS4 Web Premiumで出来ること | 西村 真里子氏 (アドビ システムズ 株式会社) |
16:50〜17:30 | Movable Type 再構築パフォーマンスの最適化 | 上ノ郷谷 太一氏 (シックス・アパート株式会社) |
17:50〜18:30 | フロントエンドからのUIデザインアプローチと実践論 | 阿部 淳也氏 (株式会社ワンパク(1PAC. INC.)) |
18:50〜20:00 | 交流会(会場:同施設内 レストラン(2F)) | 参加者のみなさま・すべての講師 |
20:00 | エンディング | ——- |
CSS3+jQueryで行こう!
デザイナー向けのセッションでした。
改めてCSS3を使うようになると、CSSを記述することがプログラミングに近づいていく印象を受けました。もちろんjQueryもプログラミングに近いですし。
IEのCSS3対応状況がイマイチなので、実務で使うことはまだだ先なんでしょうが、使えるか使えないかでマークアップエンジニアのレベルは二極化していきそうな気がします。もしくはフロントエンドエンジニアの必要性がもっと叫ばれるようになるのかも。
IEで使えないからいいやって考えてるとあっという間に技術に置いてかれそうなので、気を引き締めた方がよさげ。今後も知識としては把握しておかないとと感じるセッションでした。
海外Webデザイントレンド春便り2009
原さんは1年に相当量のサイトを見ているらしく、効率化のために自作のスクリプトを作って閲覧しているそうです。
サイトデザインを扱っているサイト等にあるリンクをたどって、画面キャプチャを作成・保存するクローラーを動かして、ローカルのHTMLで閲覧できるようにするプログラムとのこと。
相当量のサイトを見ることでトレンドがわかるんですね。やはり最先端を行く人は、効率化についてのノウハウを必ず持ってますね。
余裕があったらそういうスクリプト作って、サイトデザインの閲覧をしようかなと思いました。デザイナーじゃないし、優先度は低いかな。
賢く、効率の良いWeb制作環境へ Adobe CS4 Web Premiumで出来ること
Adobe CS4 Web Premiumの紹介でした。
俺自身、Adobeのツールを使うことがほとんどないので、ピンとこないところもありましたが、畑違いの技術についてまとめて学べるのはCSS Niteのよいところだと思います。なかなか自分から得ようとする情報じゃないので。
Adobeの新製品を使うことで、Adobeが示してくれる時代の先端を感じることができるというのは、ブランドとして大きな役目を担っているなーと感じます。
お金ないので、なかなか触れなさそう。。。
Movable Type 再構築パフォーマンスの最適化
CSSを勉強してた時に、2xup.orgはよく拝見させてもらってました。
Movable Typeの記事は、vCardやSVGにも吐き出せるらしく、「MTで作る名刺管理ツール」とか、「MTで作るゲーム」など、変態的なカスタマイズがとても参考になりました。おもしろい。
いまだにMTをじっくり触ったことがないのですが、Perlであることやブログのツールであるなど、興味を持っている分野そのものなので、近々時間を取って、じっくり弄ってみなきゃいけないと自分の中で喚起できました。
フロントエンドからのUIデザインアプローチと実践論
制作フローの話だったので、実務に近く非常に参考になりました。
クライアントとディスカッションしていって対等の立場で仕事を進めていくこととか、メンバーはのりしろを持ちつつ互いの責任を持ち合えるような構成にするとか。
いかにロジカルに落として説得していくかという視点について、考えなきゃいけないことがたくさんあると感じました。
前夜祭のときに、Are You Hot?について話されていたらしく、そこで使われていたGainerについて、俺アンテナがビビッと動きました。
今度、Gainerに挑戦して、フィジカルコンピューティングの世界を覗いてみようと思います。
その他
Twitterなどで元々知り合いだった方と、初めてリアルにお会いしたっていうシーンがいくつかありました。
また、このブログを見てくださってる方ともお会いしたり、ネットでの出会いってすげーなーと思いました。
今後も継続して読んでもらえる記事を書けるようにがんばんなきゃ。
まとめ
技術は進歩してできる表現は増えてるんだけど、制作費は年々減ってきて、制作側と発注側の温度差が今後加速するような懸念を感じます。
制作会社としては、しっかりとしたプレゼンテーション、対等な立場からの提案ができなきゃ、生き残れないし、ウェブの進化をサポートしていけないなーと危機感を感じたりしますね。
あと、CSS Niteに参加して、やりたいこと、やらなきゃならないことがいろいろ出てきました。
やっぱりこの手の規模の大きいセミナーは、大いに刺激を受けます。
今回は身を引きましたが、次回こそはライトニングトークス大会に出ようと思う。
*1:感想というか自分自身の課題みたいな感じになっちゃってますが。