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あと味

たくさん情報を食べて、たくさん発信すると、あとになって味わい深い。

儲けることより儲けさせることを考えた方がいいと思う

いろんなところで似たようなことは言及されていると思いますが、自分でまとめることに意味があるので、エントリーに起こしました。

最近、成功している企業(特にIT業界)はいかに儲けるかではなく、いかに儲けさせるかという視点に立って事業展開をしている例が多いように感じます。

これからビジネスを始める場合も、その視点に立って事業展開をしていくことがキーワードになるのではないかなと思ってます。

ここでいう「儲ける」とは、お金を得ることももちろんですが、広義にモテることです。評価されることです。

儲けることとは何か?

製品やサービスを作り、ユーザーからモテること。

儲けさせることとは何か?

製品やサービスを使ってもらい、ユーザーをモテさせること。

儲けさせることの基本ロジック

儲けさせることの基本ロジックを考えてみました。

  1. 人を集める
  2. 使ってもらう
  3. 使った人に人を集める(モテさせる)
  4. 人を連れて帰ってきてもらう

この基本ロジックの中で最も重要な項目は、「3.使った人に人を集める(モテさせる)」です。

買ってもらう、使ってもらうことより、使った人をいかにモテるようにするかに力を注ぐ

買ってもらい利益を得たり、使ってもらい評価を得ることはもちろん大切ですが、今はそれでは不十分です。「良い製品・サービスを作れば、成果は後から付いてくる」という考えはごもっともですが、今はその先、「作った製品・サービスを使うユーザーが、どのようにしてモテるか」まで先読みして製品・サービスを作ることが求められてきていると思います。

買ってくれた、使ってくれた人がモテるように仕向けること。これを意識するこがとても重要です。

基本ロジックがあてはまる例 - AppStore

AppStoreもこの基本ロジックがあてはまります。

まず、Appleが先進的で魅力的なiPhoneを販売。

ユーザーはiPhoneとともにカッコよくて便利なアプリを使い感動。速攻レビューで、ブロガーモテる。

AppleiPhoneを販売するだけで終わらせず、そんなカッコよくて便利なアプリを開発する手段と販売するマーケットを用意しました。マーケットが一元化しているため、プロモーションがすごく楽です。

魅力的なアプリを体験した開発者が、さらに良いアプリを作って、AppStoreで販売。開発者モテる。その状況を目の当たりにした他の開発者達がさらにアプリ開発に参入。モテる。

そんな新しく出るアプリをレビューして、ブロガーモテる。それによって開発者、さらにモテモテ。

結果、Appleモテモテ。

基本ロジックがあてはまる例 - DS-10

DS-10もこの基本ロジックがあてはまります。

DS-10を販売すると同時に、YouTubeなどの動画を活用しプロモーション。

ユーザーはミュージシャンでもある佐野電磁氏の動画を見て「何コレ!?カッコいい!」と感動。同時に、素人ユーザーの演奏も、佐野電磁氏がうまく誘導することで、「素人の俺でもできそう!」と思わせ購入に誘導。速攻レビューで、ブロガーモテる。

DS-10は動画を活用したプロモーションを用いたため、ニコ動の職人さんに火を付けました。

DS-10を購入した職人さんが、公式の動画よりもっとカッコいい動画を配信。職人さんモテる。

職人さんの動画を見た人が、さらにカッコいい動画を配信。モテる。

「これ使えば、俺も念願のニコ動デビューができるかも!」と思った素人ユーザーが購入。それほどモテませんでした。*1

DS-10はAmazonのみで販売したというのも理にかなっていたと思います。Amazonにはリンクがあります。言及ができます。あわよくばアフィリエイトでおこずかいももらえます。

結果、佐野電磁氏モテモテ。

基本ロジックがあてはまる例 - 増田

増田もこの基本ロジックにあてはめることができそうです。

「匿名ユーザーが書いたブログの記事はきっとおもしろいはず!」と増田を開発、公開。

ユーザーは増田という名前を付け、自分のブログでは言えないこと、トラフィックがないブログで書いてももったいないこと、などを増田に書くという活用法を発見。元増田さんモテる。

次第に、元増田さんの記事を読もうと人が集まりだし、多くの元増田さんがモテる。元増田さんの人気を目の当たりにしたユーザーが、はてなユーザーになり増田を使う。増田モテモテ。

結果、はてな、増田モテモテ。

まとめ

すべてがこの基本ロジックにあてはまるわけではないし、あてはめてばかりでは本当に良いものは生まれないかもしれません。ですが、ウェブの力によって、このロジックが強く働くようになっているとは感じます。

例にあげたもの以外でも、モテさせることに工夫をしている製品・サービスは山ほどあります。

自分がモテることを考えてれば良い時代は終わって、ユーザーをモテさせることに力を注げる人に、勝機があるのかもしれません。

モテるためなら、時間も手間も惜しまない。そういう人、たくさんいます。私もその1人です。

いろいろ言いましたが、結論を言うと、ビジネスを始める時、「あんたの力なんて対したことない。ユーザーの力なめんな。」と自問しましょうってことです。

*1:あのような演奏をするのはそう簡単ではないです。と自分に言い聞かせてたり。