あと味

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読むスピードが3倍早くなる「圧縮読書」のすすめ

はてブ人気エントリー記事が紹介された御礼に、私の読書ノウハウをメソッドとしてまとめてみました。

その名も「圧縮読書」。読むのがめんどくさい時に使ってます。

圧縮読書は、年々増え続ける情報をどうにか処理していくためのライフハックです。速読したくても、フォトリーディングは受講料高いし、独学では無理。この圧縮読書は、フォトリーディングほど劇的な変化はないものの、ビジネス書やニュース系の記事を読むのに有効なメソッドだと思っています。*1

前提条件

  • 筆者が文章を書き慣れている人(または、論理的な文章を書く人)
  • 筆者を信用すること
  • 「なんとなくわかる」でも構わないこと

上記、前提条件がクリアできていれば、圧縮読書がうまくいく可能性大。方法はすごく単純です。

圧縮読書の方法

  1. 目次を眺める
  2. 読む箇所を限定する
    • 見出し(リストも見出しとみなす)
    • 一段落は最初の句点まで(または、2〜3行程度)
    • 強調箇所(太字など)
  3. 読み飛ばす
    • 「なぜなら」「例えば」などで始まる、根拠や例を述べた段落
    • 知っている内容の段落
  4. すべて読み終わったら、目次を読む
  5. 目次で気になった項目があれば、そこだけ再読する
  6. (ブログでレビューを書く)

圧縮読書が有効な根拠

  1. 精読しても、覚えているのはごく一部
    1. 精読して読んだところで、「じゃ、感想文書いて」と言われれば、本を開かずには書けません。人間の記憶力なんてそんなもん。だったら「圧縮したって構わないよね」というお話。
  2. 筆者が文章を書き慣れている人(論理的な文章を書く人)であれば、一段落の文章構成パターンは単純であることが多い
    1. 私が思うに、大体この3パターン。(かなりおおざっぱ)
      • 段落のポイント + ポイントを補足する肯定文
      • 段落のポイント + 否定文*2
      • 段落のポイント + 根拠
    2. だったら「段落のポイントだけ読めばいいよね」というお話。
  3. 筆者を信用していれば、根拠や例は不要
    1. 理由や例は話をわかりやすくするためのもの。読み飛ばすのに抵抗があれば、「段落 or 段落のポイント + いろいろ思うことがあってそう述べました」と置き換えて読んでくださいというお話。

以上が圧縮読書の全貌です。圧縮読書でおもしろかった本や記事は、後日精読すると良いと思います。

補足

ブログなどで、圧縮読書で読めることを意識して記事を書くと、わかりやすい文章になるような気がします。(幼稚な文章と取られる可能性もありますが。。。)

と言っておきながら、圧縮読書を意識して書いたこの記事は、神経をすごく使って疲れました。

*1:小説などの読み物には使えません

*2:否定文に限っては読んだ方が良い場合もある。ただ、強い否定文であれば段落をわけるのが一般的。だから、一段落にある否定文は弱い否定とみなせることが多い