あと味

たくさん情報を食べて、たくさん発信すると、あとになって味わい深い。

タスキを託された

非常に、プライベートな話題で恐縮です。本日(AM1:00過ぎ)、祖父が亡くなりました。88歳でした。

祖父は肺をわずらい、今日までの20年間、病床生活でした。それでも、ボケることもなくずっと元気でいましたから、大往生を遂げたと思います。

最後に祖父に会ったのは、今の就職先が決まって、アメリカ旅行に行く数日前です。報告がてら、お見舞いに行きました。そこで、将来への期待やアメリカ旅行について、祖父に話しました。その時の、うれしそうな祖父の顔は今でも覚えています。

アメリカから帰って来てすぐに、新しい職場での生活がスタートしました。それから今日に至るまで、素晴らしい経験や出会いを重ねることができ、大変なこともありますが、毎日が楽しく、充実した日々を送っています。

そんな中、突然、祖父の死が訪れました。

これは、「祖父が私にタスキを託した」ということだと思います。自分の進むべき道を見つけ、勢いよく前に走り出した矢先の出来事だったので、なお、そう思います。祖父は「がんばれ、突っ走れ。俺はお前らにすべてを託す。」と言ってくれているに違いありません。

悲しんでいる暇などありません。私は「この託されたタスキ」を持って、これから長く険しい道を走っていかなければならないのですから。

このエントリー、自意識過剰っぷりがプンプンしてますけど、人の死っていうのは、後ろに引きずってはだめで、前に引っ張っていくべきものだと思います。これくらいに考えてちょうどいいんだと思います。それが事実でなくとも、私はそう受け取った。それでいいじゃないですか。

ただ、20年間病床生活だった祖父に、せめて、インターネットのすばらしさを伝えてあげたかったな。