ハーレムの教会でミサに参加の巻
日曜日はミサを開いていて、ゴスペルを聴くことができるということだったので、午前・午後にかけてハーレムの教会でミサに参加しました。
教会っぽく見えませんが、Greater Refuge Temple Churchという名の教会です。
ハーレムの周辺は治安が悪いらしく、地下鉄の車両の中で1人っきりになった時は怖かったんですが、なにごともなく到着しました。ただ、教会の場所がわかりにくく(教会に見えないので)、人がたくさん入っていく施設に私も入ってみたらビンゴでした。
そこでゴスペルおよびオーケストラの演奏を聴いたんですが、演奏力がものすごくて、圧倒されました。
教会の行事なので、プロではないと思いますが、素晴らしい演奏でした。逆にプロじゃないことで、NYの人たちの生活に根ずく音楽、NYの人たちの持つ芸術性に触れられて良かったと思います。
会場内の熱気やエネルギーはすさまじく、立って手拍子をしだす人、ダンスを始める人、号泣しだす人、大声で歌いだす人、突然叫びだす人、タンバリンを鳴らし始める人などがいました。思わず感情が爆発してしまうようなパワーがあるからだと思います。
演奏自体も感情を揺さぶられる力を持っていて、昨日に引き続き涙が流れました。(旅行中、涙腺が弱くなっています)
NYの人びとは、これだけのパワーを内に秘めているのだなということがわかり、それを表現することができるのかと感心しました。日本人は内に秘めているパワーがあったとしても、それを表現することができません。これでは、世界を相手に戦っても絶対に勝てないなと確信しました。
表現することを楽しみ、表現することが尊いことであると自覚し、表現することで自身のパワーを外に出すことができるようにならなければならないと思います。
芸術に限らず、自己表現が大切であるということを再認識しました。