Internet Explorerの功罪

今日、ちょっとしたWebページを作っていたんですけど、職場のパソコンに適当な画像作成ソフトがなかったので、フリーソフトのInkscapeを使って画像を作成しました。
Inkscapeはフリーソフトとは言え、かなり高機能でインターフェイスもわかりやすいので、画像作成に不慣れな私でも満足して使えるツールなんですが、保存形式が柔軟ではない点が多少問題になります。
InkscapeでWebページ用の画像を作成する場合、png形式でエクスポートすることになると思いますが、そのpng形式は残念なことにInternet Explorer（ver6以前）ではうまく表示させることができません。
png形式というのは非常に優れた画像形式にも関わらず、未だに広く普及していません。その原因を作っているのは間違いなくInternet Explorerでしょう。だってInternet Explorerで使えないフォーマットは普通にWebページに挿入しないですよ。シェアNo1のブラウザを無視するなんてできませんから。
pngの問題以外でも、CSSの解釈が標準仕様と違っていたりしますし、本当迷惑な話です。
もちろんWebを引っ張っていく力にもなっていたと思いますが、他のブラウザから比べて特異すぎるのは問題です。
Webの優れた技術がすぐに浸透できないことの原因を作っていると考えるとInternet Explorerの功罪って大きいなぁと思いました。標準のブラウザがFirefoxに置き換わっていけばいいのになぁ。