あと味

たくさん情報を食べて、たくさん発信すると、あとになって味わい深い。

mixiとかMySpaceってどうなんだろ

CNET Japanにmixi、ひとり勝ちでも伸び悩み--ネットレイティングス調査という記事がありました。

前々から思っていることですが、web2.0の流れの中でもmixiやMySpaceのようなSNSの存在意義がいま一つ感じられません。web2.0の最も特徴的な機能は集合知だったり、集は善という前提だと思うんですけど、mixiやMySpaceは閉鎖的な空間に存在する情報を持っているだけであって、集合知の恩恵濃度は非常に薄く、もったいない世界だと思います。こういう系統のSNSを利用していないので偉そうなことは言えないんですけど、正直何にも参加していない私としては質の高い情報が閉鎖的な空間に閉じこもったまま表に出てこないという現象が迷惑でたまりません。

個人情報を公開してリアルの交流をするというコンセプトは悪くないとは思いますが、何で閉鎖的な空間に閉じこもるのでしょうか。閉鎖的な空間だから安心ってことでしょうか。それであれば皆が「このサービスは有用だ」と思い、会員数が急増した場合は閉鎖的な空間であるとは言えなくなります。そうなると会員が増え過ぎたらやめてしまうということもあり得るような気がしてなりません。ユーザーが会員数の増加を望んでいないのであれば、それこそ存在意義に疑問を持たざるを得ません。業者が乱立し、情報が散らばってwebで情報を収集するという行為が多くの無駄を生む結果になってしまいます。

どちらかというとmixiやMySpaceのようなSNSのやり方ではなく、Six ApartVoxのようなやり方、公と私を使い分けた方法であれば納得がいきます。有用な情報は一般公開し、個人のプライベートなだけの情報は局所化するといった方法です。

とにかく有用な情報が生まれたとしても万人がアクセスできないのでは平等なんてものは生まれないですよ。私はmixiやMySpaceのようなSNSに人が流れることを悲観的に考えています。